第17回浜松国際ピアノアカデミー
2013年03月21日 14:11
中村が音楽監督を務める浜松国際ピアノアカデミーが、3月8日から17日まで開催されました。コンサート・ピアニストの育成を目的にスタートして、今年で17回目を数えます。
今回は、あのチョ・ソンジン君の恩師で「韓国ピアノ界の母」と慕われるシン・スジョン女史、アメリカ・ピアノ界で最も人望の厚いジョン・ペリー教授(偶然ながらペリー教授と中村は1963年に米国ミネソタ州で行われたフランク・マンハイマー教授のマスタークラスで一夏を過ごした、古い古い友人です)、そして、ショパンの名手でかつボンのベートーヴェンコンクールの創立者で、ザルツブルグモーツアルテウムの教授をされているパーヴェル・ギリロフ教授をお迎えしました。
この10日間の間には、ペリー教授、ギリロフ教授、中村によるレクチャーコンサートが行われた他、浜松市内在住の子どもたちを対象とした無料公開レッスンなども行われ、今年もとても内容の濃い10日間となりました。(K)
無料公開レッスンを受けた、浜松在住の子どもたちと。
前列左から、ペリー教授、中村、シン女史、ギリロフ教授。
今回の受講生は、12歳から27歳の23名。締めくくりのアカデミーコンクールでは、16日にソロの予選、そこで選ばれた6名が翌日の本選に進みました。
本選は、伴奏ピアノによる協奏曲の演奏で、プロコフィエフの「協奏曲第3番」を弾いた加籐大樹さんが第一位となりました。今回も、全ての伴奏を務めて下さった林達也さん、本当にお疲れさまでした。
今年の受講生たちと。