福島市音楽堂 コンチェルト
2012年01月30日 11:13
1月29日(日)、「心と心をつなぐ音楽vol.3」が福島市音楽堂で開催され、本名徹次さんが指揮する東京フィルハーモニー交響楽団と、ベートーヴェンの「皇帝」を協演です。早々にチケットが完売していたこの公演。お客さまの歓声と拍手から、楽しみにしてくださっていたのが伝わってきました。
昨年の東日本大震災で、あまりにも大きな被害を受けた福島ですが、幸いにも同ホールは被害が少なかったと聞きました。ただ、パイプオルガンのパイプがいくつか傾き、1カ月間休館することになったそうです。
東北地方の被害に、中村は今なお心を痛め、今の私に何ができるのだろうかとずっと重く考え続けています。
「演奏家の私には、心をこめて演奏することしかできない」。
震災で犠牲になられた方々の御魂に心からの哀悼を捧げ、お越し下さった皆さまに、今宵の演奏を祈りと共に捧げました。(K)
公演前、本名さん、東京フィルハーモニーの皆さんと、「福島の復興」を祈るメッセージとサインを掲げて記念撮影。
福島市音楽文化総合アドバイザーの三浦尚之さんが、楽屋においで下さいました。三浦さんは、1975年に日本の現代音楽をアメリカに紹介する目的で「ミュージック・フロム・ジャパン」を創設し、日本の作曲家や作品を数多く紹介、コンサートの実施を実現させた方です。