東京文化会館50周年記念ガラコンサート
2011年11月07日 10:53
11月5日、東京文化会館50周年記念のガラコンサートが行われ、外山雄三さん指揮する東京フィルハーモニー交響楽団とリストの「ピアノ協奏曲第1番」を演奏しました。中村がこの曲を演奏したのは、なんと1980年に岩城宏之さん指揮のN響と協演して以来、30年ぶりのことです。この機会を逃すまいと、日本各地からたくさんの方がおいでになりました。
第1部は、前橋汀子さん、堤剛さん、中村によるコンチェルトで構成され、第2部は沼尻竜典さんの指揮による、バレエとオペラでした。
同会館は、「首都東京にオペラやバレエもできる本格的な音楽ホールを」という要望に応え、東京都が開都500年事業として1961年にオープンしました。その一年目に中村はデビュウリサイタルをし、以来数え切れないほどこの舞台に立ってきましたが、2009年同プログラムで『デビュウ50周年記念リサイタル』ができたことは、とても感慨深いものがありました。ただひとつ、その『デビュウリサイタル』と『デビュウ50周年記念リサイタル』の両方を聴いてくださった前館長の大賀典雄さんが、今日のガラコンサートにいらっしゃらなかったのがとても残念でした。(K)
前半終了後、楽屋においでになった皆さんと。
終演後は、同会館のフォレスティーユ精養軒で打ち上げでした。