THE 7th LEV VLASSENKO PIANO COMPETITION
2011年09月01日 10:42
冬のオーストラリアに行って参りました。ブリスベンで旧友にして大先輩の故レフ・ブラセンコ氏を記念するコンクールに招かれたからです。ブラセンコ氏は1958年の第一回チャイコフスキーコンクールであのヴァン・クライバーンに優勝をゆずったソ連のピアニストで、私は82年のチャイ・コンで審査をご一緒して以来、大変親しくさせて頂きました。今回は氏の次女ナターシャとそのご主人オレグ・ステパノフのたっての願いで審査委員長を務め、オープニングコンサートで「皇帝」を弾いたり、マスタークラスをしました。ナターシャとオレグはここグリフィス大学所属クィーンズランド音楽院で教えています。リストからジロティ、フリエール、ブラセンコと流れる偉大なピアニズムが、ここオーストラリアの若いピアニストたちに受継がれていくのを聴いて感動しました。
1982年、モスクワの第7回チャイコフスキーコンクールでレフ・ブラセンコ氏と。
コンクールの審査員を代表して表彰式でご挨拶。
審査員の方々と。左から、ナターシャ・ブラセンコ、ミハエル・ソロヴェイ、オレグ・ステパノフ、ヤン・イラチェック・フォン・アルニム。
ナターシャとオレグの家でロシアの家庭料理をご馳走になりました。左から、ナターシャ、レフ夫人エラ、オレグ。