9月25日、千葉県流山市文化会館ホールでの『第67回流山市民芸術劇場 中村紘子ピアノリサイタル』は、2カ月間の耐震工事を終えた同ホールのリニューアルオープンを飾りました。チケットは1カ月以上前に完売です。流山市は、2005年のつくばエクスプレス開通以降開発が進み、「都心から一番近い森の街」を目指しています。そして、東日本大震災で被害に遭われた福島県相馬市とは姉妹都市で、今回のチケット売上げの一部は...
9月18日(日)14:30より、サントリーホールでのリサイタルでした。プログラムは、前半にバッハの「パルティータ第1番」とベートーヴェンの「熱情」、後半はドビュッシーの「ピアノのために」とベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第31番」という、中村が奏でる多彩な音色や情感を楽しんでいただけるものでした。前半終了の時点ですでに大興奮のお客様も多く、感嘆の声が聞こえます。「ドビュッシーを聴けるのがとても新鮮...
9月11日(日)ホテルカデンツァ光が丘で、トーク&コンサートをしました。前日の牛久の公演同様、こちらも毎年恒例となっています。8回目となる今回は、『今年はリストイヤーだから、リストをちょっぴり』と題したプログラムで、リストの2つの演奏会用練習曲より「 森のささやき」と「小人の踊り」を披露。その他にも、シューマン、ラフマニノフ、チャイコフスキーの曲を、トークを交えながら皆さまに楽しんで頂きました。毎...
9月10日(土)14:30より、茨城県の牛久市中央生涯学習センターでリサイタルでした。こちらでのリサイタルは、今回で6年連続です。慣れたホールとピアノですが、いつもと同様本番前には時間をかけてじっくり弾きこみます。年によってはトークを交えたコンサートや、地元の子どもたちを対象にしたマスタークラスを行うこともあります。以前はあまり音楽会に縁のない土地だったそうですが、このコンサートをきっかけに音楽の...
冬のオーストラリアに行って参りました。ブリスベンで旧友にして大先輩の故レフ・ブラセンコ氏を記念するコンクールに招かれたからです。ブラセンコ氏は1958年の第一回チャイコフスキーコンクールであのヴァン・クライバーンに優勝をゆずったソ連のピアニストで、私は82年のチャイ・コンで審査をご一緒して以来、大変親しくさせて頂きました。今回は氏の次女ナターシャとそのご主人オレグ・ステパノフのたっての願いで審査委...