東京文化会館 / 大ホール デビュー50周年記念リサイタル
2009年12月12日 15:21

12月12日(土) 18:00から、東京文化会館 / 大ホールで「中村紘子デビュー50周年記念リサイタル」を開きました。1961年、開館したばかりのこのホールで、中村は初の本格的リサイタルをしました。今回はその時と同じ会場そして全く同じプログラムでの50年ぶりのリサイタルとあって、詰めかけたファンの皆さんはホールの外まで溢れる盛況。なかには大賀典雄夫妻のように、50年前のデビューリサイタルも聴いたという方々も、少なからずいらっしゃったようです。（Y）
＜プログラム＞は、
スカルラッティ＝タウジッヒ：パストラーレとカプリス
ベートーヴェン：ソナタ第８番《悲愴》
シューマン：謝肉祭
フォーレ：ワルツ・カプリース第１番
ラフマニノフ：前奏曲　Ｏｐ.23－6＆5
ショパン：バラード：第１番、練習曲《黒鍵》、《革命》、《英雄ポロネーズ》

ロビーには、沢山の花束とともに、中村の50年を物語る写真も飾られていました。

そしていよいよ、懐かしい、でも変わることのない東京文化会館 / 大ホールの舞台に登場です。

舞台で花束に埋もれる中村。

アンコールは5曲。

グルック：「メロディ」、ショパン：「ワルツno.5」、ショパン：「ワルツno.7，」ラフマニノフ：「プレリュード：Op.32-12」，ショパン：「幻想即興曲」、

そして、5曲のアンコールのあとも鳴り止まぬ拍手に、感無量の中村でした。

終演後真っ先に楽屋に駆けつけた江田五月夫妻と今井千恵さん。続いて、慶應義塾幼稚舎以来の同級生応援団の皆さん。

そして打ち上げは、フォレスティーユでした。（Y）