4月2日、東京
この秋にデビュー50周年を迎える中村の記念企画についての初の記者会見が、この日午後1時半から、ホテルオークラ・メイプルルームで開かれました。全国47都道府県の代表的都市で開くリサイタルや、NHK交響楽団をはじめとする各オーケストラとの共演など現時点で50回を超える記念公演の概要が紹介された後、「ドリーミュージック」からリリースされる『中村紘子デビュー50周年記念アルバム』について、その詳細が初めて明らかにされ注目を浴びました。
100人以上が詰めかけた記者会見。写真左からジャパン・アーツの中藤会長、中村、ドリーミュージックの依田会長。
その内容が明らかになった『中村紘子デビュー50周年記念アルバム』は、HQCD(ハイクォリティ)仕様のCD9枚と、BD(ブルーレイ・ディスク)1枚を含む全10枚組。2007年2月の、ドイツ・ベルリンでの録音に始まり、09年5月の軽井沢・大賀ホールでのレコーディングまでを納めます。これに48ページの写真集、本人のエッセイを含む解説書、直筆サインカードが付くというもの。9月16日発売開始で、限定1万セットが発売されます。曲目の詳細などについては今後ご紹介していきます。
「デビュー50周年記念アルバムといっても、50年の演奏活動を振り返るというのではなく、あくまでも中村紘子の「いま」、50年の歴史を持つピアニスト中村紘子のたったいまの演奏を聴いていただきたいのです。」 という言葉には拍手が贈られました。(Y)