12月22日、東京
きょうは東京オペラシティでのリサイタルです。今年の最後のリサイタルでしたが、この日も大ホールは満員の盛況でした。プログラムは、前半がベートーヴェンのピアノ・ソナタ第24番《テレーゼ》、シューマンの幻想曲ハ長調、そして後半はショパンの14曲のワルツの全曲演奏です。
前半は女性らしさに溢れたたおやかな演奏となり、後半のショパンは作品1曲1曲を慈しむような、表情豊かな仕上がりとなりました。その演奏に、拍手を挟まず14曲の感動をため込んだ聴衆の感動が爆発(!)。会場は割れんばかりの拍手で、中村もそれに応えて、なんとアンコールを6曲、それをリストの「愛の夢」で、この夜の熱いステージを締め括りました。
公演後、オペラシティの54階で開いた1年を締め括るパーティに、各界の友人、知人たち150人ほどが集いました。まず江田五月・参議院議長、続いて小坂憲次・元文部科学相が先日の「紫綬褒章」受章にお祝いの言葉を述べ、その後、夫人が井口愛子門下の先輩でもある、津島雄二・自民党税制調査会長の音頭で乾杯です。それから中村を囲んで会場のあちこちで会話の花が咲き、夜が更けていきました(T)。
演奏会後のパーティーでは、ステージに花束を届けてくれた江田議長がまず友人を代表してあいさつに。