♪1981.9.24 NHKホールで収録
チャイコフスキー作曲 ピアノ協奏曲第1番
ピアノ:中村紘子 指揮:ズデニェク・マカール 管弦楽:NHK交響楽団
♪1988.10.13 サントリーホールで収録
「中村紘子 ショパンを弾く」ソロ・リサイタル
ショパン ワルツ集から
放 送:Eテレ 2024年4月20日(土)22:00~22:50 予定
再放送:Eテレ 2024年4月22日(月)13:10~14:00 予定
〇総合テレビ 2019/7/27(土) 午前5時40分~5時50分
〇Eテレ 2019/8/2(金) 午後1時50分~2時00分
〇ワールドプレミアム 2019/8/2(金)午前1時20分~1時30分 いづれも日本時間
このたび、2016 年7月惜しまれつつ世を去ったピアニスト中村紘子の生涯を
新証言とともにまとめた『キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶』が発行されました。
本書は、天与の質を生かしてともに力強く歩んでいったひとりの女性の人生と
第二次世界大戦敗戦後一歩一歩復活していった日本とをパラレルで描き、
「ものごとを成し遂げるにはなにが必要か?」を述べた評伝です。
したたかさ、賢さ、個で立つ力強さ、キュートな茶目っ気、度胸ある美貌のひと、
中村紘子のオン&オフステージを語るのは、チョ・ソンジン(ピアニスト)、堤剛(チェリスト)、
細田博之(衆議院議員)、森英恵(ファッションデザイナー)ら華麗な交友録の人々。
また、担当調律師や元マネージャーなどによる知られざるエピソードが多数掲載されています。
キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶
高坂はる香 著
定価:本体1,700 円+税/四六判/320ページ/ISBN978-4-08-781647-1/2018年1月26日(金)発売
高坂はる香(こうさか はるか)
中央大学法学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程でインドのスラム支援プロジェクトを研究。
そののち2005 年よりピアノ音楽誌『ショパン』の編集者として、世界のコンクールやピアニストを取材。
2011年よりフリーランスの音楽ライター、編集者として活動。ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールなどの長期取材を各誌に寄稿。
【内容から】
・リーダーシップの強さは子供の頃から ・異端の経歴
・ファッションとヘアスタイル ・共演者から見た中村紘子
・コンサートプログラムの決め方 ・社交の女王
【本書の内容】
母に連れられて行った3歳の初めてのレッスン。
吉田秀和先生を困らせた「子どものための音楽教室」でのチャンバラごっこ。
15歳でN響世界一周演奏旅行にソリストとして同行したときのパリの思い出。
ジュリアード音楽院で味わった絶望感……。
ユーモアたっぷりに描かれる自身の半生、知られざる国際コンクールの舞台裏、クラシック音楽の趨勢、恩師との忘れられない出来事、そして皇太子殿下、團伊玖磨氏、辻静雄氏、安宅英一氏といった錚々たる人物との交流秘話も満載。
本書には、2016年7月26日に亡くなった中村紘子の華やかで茶目っ気いっぱい、あたたかな魅力が詰まっています。
クラシック音楽に詳しくなくてもスリリングに読める筆致は、大宅ノンフィクション賞作家でもある著者ならではのものです。
【著者紹介】
1944年生まれ。
3歳から、井口愛子氏に師事。
慶應義塾中等部3年在学中に、日本音楽コンクールにおいて史上最年少で第1位特賞受賞。
翌年、N響初の世界一周公演のソリストに抜擢され、天才少女としてデビュー。
第7回ショパン・コンクールで入賞するとともに最年少者賞受賞。
‘74年、芥川賞作家・庄司薫氏と結婚。国内外のコンクールで審査委員を務めたほか、’97 年より浜松国際ピアノコンクールの審査委員長を務める。
大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『チャイコフスキー・コンクール』ほか、『ピアニストという蛮族がいる』『アルゼンチンまでもぐりたい』などの著書がある。赤十字などを通じてのボランティア活動でも知られる。
【書籍データ】
中村紘子『ピアニストだって冒険する』(新潮社刊)
《発売日》 2017年6月30日(金)
《造本》四六判・ハードカバー
《本体価格》1,800円(税込1,944円)